TOPFLIPプログラムの解析に関するご質問FLIPプログラムでトンネルの掘削のような解析を掘削解放力を考慮の上、多段階で行った場合、問題なく応力状態は再現できるのでしょうか?
最終更新日 : 2025/03/06

FLIPプログラムでトンネルの掘削のような解析を掘削解放力を考慮の上、多段階で行った場合、問題なく応力状態は再現できるのでしょうか?

以下の資料の「3-3-1 控え直杭式」(p3.3.1~)の大浜1号岸壁の事例をご参照いただけるかと存じます。

「FLIP研究会14年間の検討成果まとめ【事例編】」
https://www.flip.or.jp/file/jirei.pdf

大浜1号岸壁は、矢板前面を掘削して築造されておりまして、掘削過程を解析する際には、掘削面に前段階で作用していた応力に対応する反力を開放するため、逆向きの分布力または節点力を作用させて、掘削による反力解放を解析いたします。

掘削式の多段階の初期自重解析での設定の詳細は、上記資料の「(3)初期自重解析の方法」(p3-3-8~)をご参照ください。