理想的には、非排水繰り返し三軸試験結果である軸ひずみ両振幅1%、2%、5%、10%に対する各液状化抵抗曲線とぴったり重なるような要素シミュレーション結果が得られればそこで液状化パラメータの設定が完了します。
この際、これら軸ひずみ両振幅は、せん断ひずみ片振幅換算で、それぞれ0.75%、1.5%、3.75%、7.5%であることにご注意ください。
要素シミュレーションは、せん断ひずみ片振幅で見ています。
液状化試験結果とシミュレーション結果の一致度については、どこかで妥協する必要がある場合も多いと思います。
その時は、解析技術者の判断でこの試験値は異常値なので除外する、対象とする地震動は強くせん断応力比が大きい部分が効きそうなのでせん断応力比の大きなところを中心に合わせる、逆に、この地震動は弱いけど繰り返し回数が大きいので繰り返し回数が大きい方で合わせるなどの調整があるかと思います.